鈴鹿市特集
[三重県]
鈴鹿市は、昭和17年12月に誕生して以来、自動車関連産業を中心としたものづくり産業が集積をする内陸工業都市として発展してまいりました。
また、植木やお茶などの農業も盛んで、緑豊かな景観を有するとともに、鈴鹿サーキットにおいては、F1日本グランプリや鈴鹿8耐など、国際色豊かなレースが開催されますことから、モータースポーツの聖地としても世界的に知られております。
鈴鹿市のいいトコ!!
鈴鹿市で憩い・楽しむ
モータースポーツ
鈴鹿サーキットは日本のモータースポーツの聖地。世界最高峰の自動車レースである「F1日本グランプリ」や「鈴鹿8時間耐久ロードレース」など2輪や4輪、国内から国際まで様々なカテゴリーのレースが開催されています。
すずかフェスティバル
市民がつくり、誰でも参加でき、主役になれる祭りをテーマに始まったすずかフェスティバル。メイン会場となる弁天山公園のほか、市内各所に踊りの会場が設けられ、開催されています。
鈴鹿シティマラソン
12月に開催される冬の風物詩「鈴鹿シティマラソン」。F1日本グランプリが開催される鈴鹿サーキットレーシングコースを走ることができ、各地から多くの方に参加していただいています。
鈴鹿市の名所・文化
佐佐木信綱記念館
佐佐木信綱は、明治5年、弘綱の長男として石薬師に生まれ、明治10年まで同地で過ごしました。
記念館は生誕地にあり、佐佐木信綱資料館、生家、土蔵、石薬師文庫から成る施設です。第1回文化勲章をはじめ多くの遺品、著書、原稿など約1万3000点を収蔵しており、歌人・国文学者・唱歌「夏は来ぬ」の作詞者としての信綱を紹介しています。
また、5月上旬~中旬にかけて、信綱作詞の唱歌「夏は来ぬ」にちなんで植えられた「卯の花」が見ごろを迎えます。
鈴鹿市考古博物館
史跡伊勢国分寺跡歴史公園に隣接し、3階の展望デッキから歴史公園を一望できます。奈良時代の寺院や役所に関する資料をはじめ、市内各遺跡の出土品を展示しています。常設展に加え、独自の企画展も年に数回開催しています。
庄野宿資料館
庄野宿は、東海道五十三次の四十五番目の宿場として、歌川広重が描いた「庄野の白雨」で知られています。庄野宿資料館は、庄野町に残る宿場関係資料と旧小林家住宅(ともに市指定文化財)の保存・活用を図るため整備された資料館です。
鈴鹿市の特産・名物
伊勢型紙
伊勢型紙とは、着物やゆかたなどの生地に、柄や文様を染めるために用いるものです。和紙を柿渋で貼り合わせた「型地紙」に、彫刻刀で図柄を丹念に彫り抜いて仕上げます。
型染の始まりは千有余年前ともいわれ、少なくとも室町時代末期には、寺家に型紙職人が存在したと考えられています。江戸時代に入ると紀州藩の保護を受け、白子・寺家地区を中心に飛躍的な発展をとげました。昭和58年には通商産業大臣の「伝統的工芸用具」の指定を受けました。最近では美術型紙や建具、インテリアなど魅力ある商品づくりに取り組んでいます。また、昭和30年には文部科学大臣により 重要無形文化財技術保持者(いわゆる人間国宝)に6人が認定され、平成5年には伊勢型紙技術保存会が重要無形文化財保持団体に認定され、「技術」の伝承にも取り組んでいます。
茶
温暖な気候と西部地域の黒ぼく土壌の恵まれた自然環境の中で、香り高く上質な「煎茶」と玉露の味わいをもつと言われる「かぶせ茶」が主に生産されています。
鈴鹿墨
墨は、古来より日本において書や絵画などに広く使われてきました。鈴鹿墨は、発色がよく上品で深みがあり、基線とにじみが美しく調和すると評されています。
鈴鹿では平安時代(800年頃)にはじめて墨が造られたとも言われており、江戸時代末期になるとその生産量は飛躍的に増大しました。
この地が奈良と並んで墨の二大産地となったのは、原材料となる肥松がとれたことや水が弱アルカリ性の水質であるといった諸条件に恵まれていたことがあります。
昭和55年には通商産業大臣の「伝統的工芸品」の指定を受け、最近では色彩墨や建築塗料、輪島塗りとのコラボレーションなど新たな商品づくりにも取り組んでいます。